Q1. 各市町の保険料はどのように決められたのですか。また、保険料は全国一律なのですか。

高齢者の保険料は、各市町の高齢者人口や要介護者数、介護サービスの量などを基に、3年間を通じて財政の均衡が保てるように(赤字にならないように)算出しています。
 そのため、要介護者の方が多くの介護サービスを利用すると見込まれる市町では、その分だけ保険料も高くなります。逆に、要介護者の方があまりサービスを利用しない市町では、保険料も安くなります。

 

Q2. なぜ、保険料を納めなければならないのですか?
 

急速に高齢化が進んだため、介護を必要とする高齢者の増加や介護の内容が重くなったり長期化するようになりました。
 その一方で介護の担い手であった家族自身が高齢者であったり、核家族化によって同居者が減ったため、家族で介護を行うことが困難になってきています。「介護」はときに家庭を崩壊させるほど深刻な問題となります。
 この介護の問題を国民みんなで支え合うのが介護保険の大きな目的です。将来2人に1人は介護が必要になります。また、自分だけの問題ではありません。
 介護保険は、現役世代の方々にも費用の負担を求めながら、また高齢者にも費用の一部を保険料として負担していただき、将来にわたって安定的にサービスを提供しようとするものです。

 

Q3. 現在、介護を必要としていませんがそれでも保険料を納めるのですか?

介護保険制度は、介護を必要としている方々を社会全体で支え合うことを目的とした制度です。介護保険事業を運営する費用の半分を被保険者のみなさんの保険料でまかなうことになっていますのでご理解のうえ、納付をお願いします。

 

Q4. 介護保険料は、市町民税や国保税(国保料)のように前納制度はないのですか?

介護保険制度では前納制度は制度化されておりませんので、ご理解をいただきますようお願いします。

 

Q5. 年金からの天引き(特別徴収)ではなく、自分で銀行や郵便局から保険料を納付したいのですが?

保険料の支払い方法については法律で定められており、選択することはできません。
年金の支払い停止や資格喪失などによる保険料の減額があった場合、または、災害など特別な事情があった場合を除いて特別徴収を停止することはできません。

 

Q6. 普通徴収の保険料の納付を口座振替にしたいのですが指定の金融機関の口座をもっていません。
どうやって保険料を納めればいいのですか?

普通徴収の方は以下の1~3から選んで納付できます。

1.同一世帯の家族の口座から引き落とす。
2.新たに指定金融機関の口座を開設し、口座振替の手続きを行う。
3.納付書により直接指定の金融機関へ納める。

 

Q7. 保険料はこの先どうなりますか?

保険料の基準額は、雲南広域連合が必要なサービスに基づいて、3年に1回見直しを行います。
たとえば、介護を必要とする方が増えたりサービスの利用が増えたため、介護費用が増加すれば、保険料は上がります。
また、一人ひとりの保険料は、毎年の住民税の課税状況などによって所得段階別に保険料がかかります。